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if 大切な人

「ララ…西蓮寺!」

ララと春菜はミネラルンに飲み込まれてしまい、二人は苦しそうにもがいていた。

「くそ、どうすれば……」

ヤミでさえ歯が立たないといっていいほどの相手に、リトはただ呆然と立ち尽くしているだけしかなかった。
何か自分に出来ることは無いのか、そうリトが慌てふためいていると、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「リトくーん!大丈夫!?」

ルンが大きな声でリトを呼びながら恭子と共にこちらへ駆けつけてくる。

「彼奴が原因か……よぉーし!」

恭子はそう言うと目一杯空気を吸い、

「超熱々火球!!」

そう叫ぶと同時に放たれた火球がミネラルンに当たり、徐々に蒸発していく。
そして最後には水蒸気へと姿を変え、天に消えていった。

「ララ(さん)、西蓮寺(さん)!」

リトや唯たちがララと春菜を呼びながら走り寄る。

「大丈夫か!?ララ、西蓮寺!」
「けほっ けほっ……結城くん、私は大丈夫だけどララさんが…!」

春菜の返事にリトはララの方を見ると、そこには微動だにしないララが横たわっていた。

「ララ、ララっ!」

リトはララを呼びながらララの元へと走り寄る。

「おいララ!しっかりしろ、ララっ!!」

リトはララの肩を掴み体を揺するが起きるどころか返事すらない。
それもそのはず、ララはさっきので溺れていたからだ。

「とりあえず救急車呼びましょ!」

唯がそう言うと籾岡や沢田たちは一緒に携帯のしまってあるロッカーに慌てて直行した。
リトはララが息をしているか確認をすると、息をしていないことに気づく。

(息をしてない……!てことはまさか!?)

リトはララが溺れていると察知した。
それと同時に、リトの焦りに拍車が掛かる。

(一刻も早くどうにかしないと取り返しのつかないことになっちまう!救急車なんか待ってられねー!)

そうは思ったものの、どうすれば助かる?
そう思ったそのとき、リトの頭に『人工呼吸』の四文字が浮かぶ。

(でも……いや、それでララが助かるかもしれないなら、賭けるしかない……!)

リトは逡巡したものの、一秒でも早くララを助けたいという思いが半刻前の悩みとそれをかき消した。
すぐさまリトはララの気道を確保をするとスゥーっと空気を吸い、ララの唇に自分のそれを重ねた。

「すぅーーー……」

速くもなく遅くもない速度で息を吹き込む。

「……ぷはっ!ハァ、ハァ、スゥーーっ」

呼吸を整えながら空気を吸い直しては再び息を吹き込む。
何回繰り返しただろうか。
リトが懸命に人工呼吸を続けるにも関わらず、未だララが息を吹き返す兆候が無い。
ますます不安に駆られるリト。

(目を覚ましてくれ、ララ!もしおまえがこのまま目が覚めないなんていったらオレは……!)

リトはようやく理解した。
ララのいない日常が考えられないと。
もちろん春菜のことも好きだったことには相違なかった。
けどそれ以上にララのことを意識している自分がいたことも何度かあった。
そしてこの件でハッキリとしたのだ。
自分は他の誰よりも、ララのことが好きなのだと。
ララはいつも自分の隣にいて。
いつも自分のことを想ってくれて。
いつも自分の……数えればきりが無い、それだけ彼女は自分と共に居てくれていた。
だから今度は自分がララの気持ちに応える番だ。
これからは自分からララの隣に居よう、そうリトは誓った。
だが一向に目を覚まさないララを見る度にリトは後悔する。
もう全てが手遅れなのかとも思えてくる。

(頼む……!)

リトの瞳からは涙が溢れ、溢れた涙はララの頬にぽたぽたと落ちる。
そのとき、リトの願いが叶ったのかララが息を吹き返した。

「ん……ふぅん……」
「ララ!!」
「……リト……?」

ララが体を起こしながらリトの呼びかけに答える。

「ララ……ララぁっ!!」

リトはララが目を覚ましたことに感極まり、その体をぎゅーッと抱きしめる。

「よかった……目を覚まして……オレ一時はどうなるかと……」
「ちょ、苦しいよぉリト。どうしたの、なんかあったのリト?」

どうやら御本人は溺れていたことに気づいてないらしい。

「ララ……ほん…と…よかっ……」

どさっ

リトはララがいつものララに戻ったことに安堵するや否や、今度はリトがその場に倒れこんでしまった。

―――――――――――――――――――――――――

「ん……」
「あ、リト!」
「目が覚めましたか、結城リト」

リトが目を覚ますと、そこにはララとヤミがいた。

「あれ……ここは……オレは一体……?」
「ココ?ここはね、御門先生のお家だよ」
「御門先生の……?」

リトが不思議そうな顔をしていると、そこに御門が現る。

「あら、結城くん。目覚めはいかが?」

リトは体を起しながら答える。

「別に普通ですけど……それより、一体何があったんですか?」
「あなたが倒れた後、ヤミちゃんが私のところに来て、結城くんが倒れたから助けてくれって言ってきたのよ」
「御門先生もプールにきてたみたいで、すぐ車でここまで運んでくれたんだよ」

御門に続いてララが答えた。

「そっか。ありがとな、ララ、ヤミ……」
「か、勘違いしないで下さい///あなたは私のターゲットですから。私が殺すときが来るまで死んでほしくないだけです」

リトから顔を背けながらもいつもの照れ隠しの台詞を口にするヤミ。
そこでリトはふと気づく。

「ん……?ちょっと待てよ?オレが倒れたっていうのは?」
「あら、覚えてないの?」
御門の問いかけに申し訳なさそうな顔を浮かべるリト。

「スミマセン……まったくです」
「リト、私に抱きついた後気絶しちゃってたんだよ?」
「え、そうなのか……?」
そこも覚えてないリトは顔を赤くした。
(オレいつララに抱きついたんだ……?
第一なんで気絶なんかしてたんだ?)

「プールで散々泳いだ後にあんなことがあったんだもの。肉体的にも精神的にも疲れてたんでしょ。倒れるのも無理ないわ」

「あんなこと?」

リトは首を傾げて訊くとヤミが呆れながら答える。

「呆れました。なんて都合のいい頭をしてるんでしょうか……」
「へっ?」
「プリンセスを助けるためとはいえ、公衆の面前であんな、その、えっちぃことをしておきながら……///」
「ララを助ける?一体ララに何があったんだ……?」
そこまで言うととリトは全てを思い出す。プールで何が起きて、自分が何をしたかを。

「あっ……そうか!ララ、どこもケガはないか?体の調子は!?」

ララは急なリトの変わりように最初は驚いたが、自分よりもララを心配するリトの優しさに思わず嬉しくなり抱きついた。

「ううん、リトのおかげでどこもなんともないよ……ありがと、リト♪」
「そっか……ならよかった。……あれ、そういや西蓮寺たちは?」

春菜たちがいないことにようやく気づくリト。

「そうだ、春菜たちどうしたんだろう?」

春菜たちよりも先にプールから出たララたちもその後は知らなかった。

「まぁ、きっと大丈夫でしょう。もう遅いし、家に居るんじゃない?」
「もう遅いって今何時だ……?」
リトはふと時計を見る。すると時計の時針は8時を指していた。

「やっべ、もうこんな時間か!あれ?……そういや美柑もどうしたんだ?」
「美柑だったら先に帰ってご飯の支度してるって」
「そっか……じゃあ早く帰らないとな。先生、どうもありがとうございました。ヤミもサンキューな」

御門に会釈をし、ヤミにも礼をいうと、リトはララに体を向ける。

「ララも……ホントにありがとな!」
「うん……///」

嬉しさと気恥ずかしさに顔を赤らめ俯くララに、リトの心臓が早鐘を打つ。
それも、春菜を見ていたとき以上に。そんな自分にしみじみとリトは思う。
(あぁ……やっぱりオレ、心の底からララのコトが好きなんだなぁ……)
リトはそう思いつつもララの手を取り自分の手と繋ぐ。

「リっ、リト!?」

リトの思い掛けない行為にララは吃驚するが、リトは落ち着いた声で微笑みながら言った。

「帰ろう?」

その言葉にララは首を立てに振って、連られるように微笑みながら答える。

「うんっ!」

そういうとララはリトに抱きつき腕を組む。
しかしいつものように引きはがされる様子は無い。

「それじゃ、お大事に~」

バタン…

「ドクターミカド」
「何、ヤミちゃん?」
「結城リト……彼の様子がいつもと違くありませんでしたか?」
「そうね……きっと吹っ切れたんじゃない?」
「吹っ切れる……?」
「そうよ」
「……?」
「あなたにも解るときがいつかくるわよ、きっと」
「そうですか……」

その後、リトとララは腕を組んだまま無言で歩いていた。
しかしそれは帰路ではなく、家とは違う方向に。
そのことに気づいたララが沈黙を破った。

「ねぇ、リト?」
「ん、なんだ?ララ」
「お家はコッチじゃないよ?」
「あぁ、わかってるよ?」
「?」
「ちょっと行きたい場所があってさ、そこでララに話したいことがあるんだ」
「私に?」
「うん。ダメか?」
「ううん、私はいいよ。それに私もリトに言いたいことがあるから。でもあんまり遅いと美柑、余計に待たせちゃうよ?」
「そうだな……。でもどうしてもララに伝えたいことがあるんだ。だから……」
「うん、わかった……。もう一つ訊いてもいい?」
「ん、なんだ?」
「リト、イヤじゃないの?」
「何がだ?」
「今まで腕組んだり抱きついたりすると慌てて逃げてたのに……」
「あぁ、そーゆーことか」
「うん。だからイヤじゃないのかなって」
「そっか、今まで嫌がってるように見えてたのか……。ゴメンな」
「イヤだったんじゃないの?」
「あぁ」
「じゃあ?」
「その、恥ずかしかったっつーか……」
「恥ずかしい?」
「あぁ……でも、これからは自分の気持ちに素直になろうと思ったんだ」
「え?それってどー「お、着いた」

ララの言葉をリトが遮るように喋り、そして続ける。

「なぁ、ララ。ここ、覚えてるか?」
「え?ここって……?」

ララは辺りを見渡してすぐに何か閃いたかのように言う。

「あ、もしかして……!」
「そ、ここはララがオレにプロポーズした場所だな」

どうやらリトはここに向かって足を運んでいたらしい。

「でもどうしてここに……?」
「さっき、ララに伝えたいことがあるって言ったろ?それにはここが一番ふさわしい場所かなって思ったから」

リトは河川敷の芝生に足を踏み入れながらそう言った。
「そっかぁ……それで、伝えたいことって?」

そう言いながらララもリトの後ろをついていくように芝生に足を踏み入れる。

「…………」
「リト?」
「オレさ、西連寺のことが好きだったんだ」
「えっ……」

突然の好きという告白、しかもそれが恋敵でもあり親友でもある春菜に対するものでララは唖然とする。
リトはララの方に振り向いてゆっくりとした口調で続ける。

「でもだんだんララが好きになっていく自分がいて、ララと西連寺、どっちが好きなのか解らなくなってた……けど……」
「……?」
「今日になってやっと解ったんだ。オレはララが好きなんだって」
「……!」
「ララの笑顔を見てると心から安心する。それにうれしくなるんだ」
「……ほんと、に?」
「あぁ……それにララが溺れた姿を見たとき、すごく怖くなって涙が止まらなかった……それでやっと気づいたんだ、ララが大好きで大切なんだって」
「リトっ!!」

ララは声涙倶に下り、リトの胸に飛び込んで顔を埋める。

「うれしい……本当にうれしい!やっと、振り向いてもらえたんだね……」

それに相呼応してリトはやさしくララを抱き込む。

「遅くなってごめんな、ララ」
「ほんとだよ……。私、不安だった……もう振り向いてくれないかもって何度も思ったんだよ?」
「ホントにごめんな……」
「うん……」
「でさ、まだあの時の返事してなかったろ?それにこーゆーのは男から言うもんだと思うし」
「え?」

急にリトの態度が変わり、真剣な目つきになる。そしてララの目を見据えて言った。

「デビルークだとか王女だとか……そういうのは一切無しで。ララ、好きだ」
「リト……」
「ララのこと、もっといっぱい知りたい。それにこれからもずっと一緒に居たいんだ。だから……結婚しよう?」
「リトっ!!」

ララは一番言って欲しかった言葉を言われリトを抱き締める。

「私もリトのこと、もっといっぱい知りたい!一緒に居たい!!だから絶対の絶対だよ!?」

それに応えるかのようにリトは抱き返す。

「あぁ!!でも今はまだ高校生だから卒業したら、な?」
「うん!ねぇ、リト?」
「ん?」
「キスしてもいい?」

ララがそう訊くとリトはすぐに瞼を閉じララの唇に自分の唇を重ねた。

「んっ……」

ララはリトの嬉しい不意打ちに思わず目を丸くする。
前はこんなことを訊いただけでも顔を真っ赤する程奥手だった彼が自分を求めてくれている。
そう思うだけで更に嬉しさに拍車がかかる。
そしてリトの顔が離れていくとともに唇にあった暖かい感触が薄れていく。

「あ……」
「こんなんでよかったら、いつでもしてやるよ?///」

顔を赤くしたリトはそっぽを向き照れながら言った。

「うん……じゃあもう一度して……?///」

ララも顔を赤らめながらもキスをねだる。
リトは無言で肩を抱き寄せるとその唇にキスを落とす。
唇が繋がっているだけで、互いの考えや想い、全てが分かるようなこの感触、感覚。
たった数秒のはずなのに、数十秒にもとって感じられる。
今度はララの方から顔を離す。

「私もリトに言いたいことがあるの」
「ん?」
「今日はホントにありがと!リトは命の恩人だね?」
「そんな……別に当然のことをしたまでで……」
「ううん、そんなことないよ。リトはやっぱり宇宙一頼りになるね♪」
「そんな……///とりあえず、帰ろっか」
「うん!」

二人は腕を組み手を繋ぎ歩き始める。

「帰ったら続きしようね、リト?」
「続きって……///」
「えへへ、今日は寝かせてあげないよ~♪」

そんな会話をしながら帰路を歩んでいった。
そして玄関の扉に着く頃には午後九時を回っていた。
チャイムを鳴らすとすぐに美柑が出迎える。

「遅いよ、リト!ララさん!いったいどうしたの?」

美柑が心配しながら訊くとララはリトを横からぎゅっと抱き締めて言った。

「私たち結婚しまーす!!」
「はい……?」

―――――――――――

三人は湯気が揺曵し、見るからにして美味そうな料理が並ぶ食卓を囲んでいた。
一通りのことをリトとララが美柑に話した。美柑はリトの急な決心に驚きつつも黙って聞いていた。
そして話を聞き終えて美柑は確認するかのようにリトに問う。

「そっか……そうなんだ。それでリトは結局ララさんを選んだんだ……?」
「選んだって言い方は違う気がするけど……そうなるのかな」
「よかったの?」
「よかったって何がだ?」
「春菜さんのことだよ」
「西連寺の?」

ララも「そこんとこ気になるなぁ」といった顔で美柑とリトの話し合いを傍観する。

「だってリト、春菜さんのことが好きだったんじゃないの?」
「あぁ……好き、だったのかもな。でも今にしてみれば好きっていうよりも憧れに近いものだったと思うんだ」
「憧れ?」
「誰に対しても分け隔てなく優しくて、立候補もしてないのに委員長に推薦されるくらいみんなに信頼されてて……オレもそんな風になってみたいなって憧れてたんだと思う」

「ふぅ~ん……。ま、その辺はリト自身が一番分かる、か」

リトの目を見て迷いが無いと分かった美柑は深追いしなかった。

「じゃあララさん、ペケ、これからもよろしくね!」
「うん!」
『こちらこそ』
「ところで美柑、ナナとモモ、それにセリーヌは?」

リトがモモたちがいないことに気づき美柑に訊く

「モモさんたちならデビルーク星に用事があるって言って帰っていったよ?セリーヌはほら、そこ」

リトは美柑が指差す方を見るとセリーヌはソファーの上でぐっすりと眠っていた。

「起こしたらかわいそうだからそっとしときなよ?」
「あぁ」

リトがセリーヌの寝顔を見つめていると、ララは席を立ち、弾んだ声でリトに言った。

「じゃあリト、私は先に部屋で待ってるね?」
「あれ、おまえ風呂は?」
「御門先生のとこでシャワー浴びちゃったから」

そう言うと階段を上っていった。

「じゃあオレは風呂入るかな」
「リト」

風呂場に向かおうとしたリトを美柑は呼び止めた。

「大切にしてあげなよ?」
「……あぁ。サンキューな、美柑」
「うん……」

美柑は今度こそ風呂場へ向かうリトの後ろ姿を見つめていた。
自分だけのお兄ちゃんだったのがそうでなくなる寂しさ、悲しさ。
自分の義姉がララになることの嬉しさ、喜ばしさ。
これらの感情が入り交じって、得も言えない気分になっていた。
そんな気分でも美柑はただひとつだけ言えることがあった。

「リト……ララさん、お幸せにね」

風呂をあがったリトはトランクス一丁で自室へと戻る。
扉を開けると部屋の明かりは点いておらず、カーテンは朝と変わらず開けっぱなしのまま。
窓からは満月の月光が射し込み、幻想的な雰囲気を醸し出している。
そんなリトの部屋のベッドに、ララは一糸も纏わぬ姿で横になっていた。

「もう寝ちまったのか?」

こちら側に背を向けているので起きているのか寝ているのか判別つかないララに一人呟く。
もし寝ていたら、と考えてそーっとララに近づく。
するとララはがばっと体を起こすとリトを捕まえてベッドに引き摺り込んだ。

「おわっ!?」

リトは視界が回転したかたと思うと、急に顔面が柔らかい感触に包まれ真っ暗になる。

(この柔らかい感じは……)

リトはこの感触が胸のものだと解ると同時に、ララの胸に顔を埋められていると理解する。

(なんか、すごく落ち着く……でも息が!)

ララの胸に安堵を覚えたリトだが、このままでは窒息死してしまうと、リトは顔を上げる。
するとそこにはリトを慈しむような目で見るララの顔があった。

「捕まえた♪」

リトの首に腕を回してがっちりとホールドするララはにっこりと笑う。

「ララ……」

ララの純粋で無邪気な笑顔にリトは思わず見とれる。

「うふふ……前よりずっとリトを近くに感じてうれしい♪」

急速に縮んだ心の距離に喜びを隠さず、笑顔でありのままの自分の気持ちを伝えるララにリトの口元も自然と綻ぶ。

「うん……。オレもララを近く感じる」

もうララの気持ちから逃げる理由は無い。ララの気持ちを受け入れ、逆に自分の気持ちもララに向かって突っ走しるだけ。
リトは早速行動に移そうとララに訊く。

「なァ、ララ。今日はララの部屋で寝かせてくんねーか?」
「? 別にいいけど……」
「よし、そうと決まれば」

ララからOKをもらうとリトの首に腕を回したままのララの胴と膝の下に腕を回し立ち上がる。いわゆるお姫様抱っこ状態。

「あは……うれしい///いつかリトにこうやって抱っこしてもらえたらなって思ってたから……///」

ララの顔は驚きながらも嬉しさで満ちる。
リトはそんなララを見て自分まで嬉しくなっていった。

「じゃあこれから抱っこするときはこうするな?」
「うん♪」

ララの意を汲んだリトの言葉にララの表情はもっと明るくなる。と同時にリトの嬉しさにも拍車が掛かる。

「他にもしてほしいこととかあったら言ってくれな」
「えっ!?ホントに!?」

リトの意外な申し出にララの嬉しさは有頂天真っ直中だった。

「出来る限りは応えるから」

リトもララに負けないくらいの笑顔で答える。
そんなやりとりをしてると、リトの部屋の隣だけあってすぐにララの研究所につく。

「リト、寝室はコッチだよ!」

リトはララが指でさす方に進むとドアがあった。ドアを開け中に入ると、そこは発明品の並ぶ研究所とは打って変わった部屋だった。
六畳ほどの部屋の真ん中にクィーンサイズのベッドがあるだけの部屋。

(こんな部屋で寝てたんだ……)

飾り気も何も無い、ただ寝るためだけにあるかのような部屋にリトは驚きながらも、リトがララをベッドの上にそっと横たわらせると、リトもララの隣で横になる。

「にしてもでかいベッドだな」
「うん、いつリトと寝てもいいようにこうしといたんだ!」

リトの胸は切ない気持ちでいっぱいになる。
いつもこんな広いベッドに一人で寝ていたのか。いったいどれだけの間、自分が振り向くのを待っていてくれたんだろう。
そう思うと以前のハッキリしなかった自分がどれだけララを傷つけてきたのか、自分に怒りを覚える。

「ごめんな」
「えっ?」

リトはララの方に体を向けて、悲しげな顔をしてララに謝る。

「今まで散々ララに辛い思いをさせてきたんだなって……」
「リト……」

ララはリトの頬に手を添えるとキスをして言った。

「大丈夫だよ?気にしてないから」
「ララ……」

無理矢理笑顔をつくって答えるララがリトには凄くいじらしく思えて、思わずララを抱きしめる。

「ありがとう」

ララもリトを抱きしめる。二人は抱き合ったまま黙り込んだ。

しばらくしてリトが口を開く。

「すごいよなぁ……」

心から感心したような声でリトは言った。

「すごいって?」

何がすごいのかさっぱり見当のつかないララの頭の上には?マークが浮かぶ。

「どれだけ広いかわからないこの宇宙でオレとララが出逢えたことがすごいなって思ってさ」
「うん……そうだね」

リトの言うことにララは頷く。
確かにどれだけ広いかわからない宇宙で二人が出逢う確率など天文学的数値に等しい。

「でもね、リト?私は出逢わなかったってことはないと思うんだ」

ララは自信満々にそう言い切った。

「どうしてそう言い切れるんだ?」
「だって……運命だったから」
「運命……?」
「うん。リトんちのお風呂で出逢って、いつか結ばれる運命だったんだよ」
「……そういうもんか?」

そんな一言で片づけていいもんなのかな、そう思いつつもリトはララに聞き返した

「うん……言葉じゃ説明できないことってあると思うの。他にもそういうのはあると思うよ」
「ほか?」

どんなのがあるんだ?とリトの目がララにそう訊く。

「うん。……例えば、リトは私が好きで、私はリトが好き。でもどんなに好きでも言葉じゃ限界があると思うの」
「確かにな……」
(好きだの愛してるだの言ってるだけじゃただの安売りだし、言葉じゃ表現出来ない部分もあるもんな……)

言葉に余るとはまさにこういうことだろうな、とリトはうんうんと頷きながら肯定する。

「だからそういう時は態度とか行動で表すものだって私は思うよ?」

ララは起き上がるとリトに跨り、馬乗りになると腰を屈めた。
顔は鼻と鼻がぶつかるのではないかという位にまで近づいている。
ララの翡翠色の瞳はリトの瞳の底を覗き込むかのように見つめる。
彼女の揺れ動く長い桃色の髪がリトの鎖骨や耳を撫でるようにくすぐり、たわわに実った胸はリトの胸板に押しつけられる。

「ララ……?」
「私たちも……言うだけ言ったから、言葉じゃもう限界だと思うよ?」

ララはそういうと同時にリトに口づけをした。
リトの口の隙間に舌を差し込み、リトの舌を誘う。
リトは舌を伸ばすとララの舌を受け止めて絡める。

「ふぁ…ん…ぁ…ちゅる…んむ、ぷはっ……」

初めてのディープキス。
とろけそうなくらい熱く、甘い。その淫猥な感覚に官能が刺激され、互いを求める気持ちがエスカレートしていく。

「ぢゅる…んぅ…ふぁ、んぅ……ぷはぁ……」

二人はようやく唇を離すと、リトとララの絡み合った唾液が糸を引く。

「リトぉ……もう我慢しなくていいんだよね?」
「あぁ、オレも我慢できそうにない……」

ララの今までずっと我慢していたリトへの想いが弾ける。
リトも今日になって解ったララを想う気持ちが止めどなく溢れていく。

「じゃあリト、一緒に気持ちよくなろう?」

ララはそういうや否や体の向きを180度回転させた。
リトのトランクスをやや強引に脱がすと怒張した一物が露わになる。先からは透明で粘りのある体液が溢れていた。

「リトの……すごい濡れてるよ?」
「ララのもすごいよ……?」
「ひゃっ!?」

リトもララのお尻に手を掛けると、突き出されたララの潤った秘部をまじまじと見つめ、愛液を舐めとるように割れ目をなぞっていく。

「リトぉ……よーし、こっちだって」

ララも負けじとリトの一物に舌を這わせ、口の奥深くまで入れる。

「くっ……ララぁ……」

ただでさえ気持ちいいのにララが舐めている、そう思うだけでリトの全身に快感が走る。
そんなリトの反応に、ララはリトの弱点を的確に攻め続ける

「ちゅぷっ…じゅる……ここが気持ちいいんでしょ?リト……」

(このままじゃヤバい!)

なんとかララの猛攻を緩和しようと、リトはララのなぞるだけではなくララの割れ目に舌を差し込むと掻き回す。

「あっ、それ……気持ちよすぎて、おかしくなっちゃう!」

しかしララはこの快感を紛らわそうと余計にリトへの攻めを激しくする。

「ララぁっ……ダメだ……そんな激しくしたらオレ……っ」

最早ララを攻めることが出来なくなるにまで快感に溺れたリトは為す術が無かった。
リトはこのまま絶頂を迎えるのかと思った矢先、あるものが目に留まる。

(これだ!!)

リトはふりふりと揺れ動くララの尻尾を掴み、先端をくわえる。

「し……尻尾はダメぇぇ~~~~!」

ララはリトの一物から手を離すとビクビクと震え始める。

「お願い……尻尾はっ……」

リトは口から尻尾を離すと指先で尻尾を擦り、空いた口はというと尻尾よりも敏感な、小さな突起に舌を伸ばし、包み込むように舐める。

「それ……っ、はんそ、くぅ……っ」

ララはどんどん押し寄せる快感に身悶えながらもリトの一物に再びくわえこむ。

「くっ……もうダメだ、ララぁっ!」
「私もイッちゃうよ!リトぉっ!」

二人はほぼ同時に果て、リトはララの口内に色情の全てを吐き出す。
ララはそれを「こくん」と音を立てて嚥下すると微笑んで言った。

「リトの味がする……///」

そんなララにリトは見惚れる。可愛い。可愛すぎる。
どうしてこんなにも可愛いのか。最早リトにとってはララの全てが愛おしかった。

その体も心も匂いも味も、全てが。
刹那、ララを自分のものにしたい、自分はララのものにされたいという欲求に駆られる。

「ララ……」
「うん……」

ララ自ら足を開き、リトを誘う。どれほどこの瞬間を待ち焦がれたことか。不安なんか微塵の欠片もなかった。
そして望みはついに叶う。

「いくよ……?」
「きて……」

リトは自分の一物をララに挿した。

「ひっ……くぅん!」

ララは痛みと喜びの入り交じった声を挙げ、リトは未知の感覚に早くも射精感を覚える。
ぎっちぎちに締め付けられるくらいきついのに、ぬるぬると奥へ吸い込まれていくような感覚。
それと同時に柔らかい感触がリトを四方八方から包み込む。それでいてとても熱い。
しかし少しでもララの痛みを無くそうと、リトは堪えながら止まることなく一気に進んだ。
必死に痛みを耐えるララにリトは抱きしめ、少しでも早く気持ちよくなってもらおうと唇を重ね、舌を絡める。

「見て、ララ?」

リトはララを抱き抱え座位になり、接合部が見えやすい格好をとる。

「ほら……オレとララが繋がってる……」
「うん……やっと一つになれた」

ララは涙をぽろぽろとこぼしながらリトの首に腕を回してしがみつき、口付けをする。

「ん…ふぁ…ちゅぱ……ちゅるっ…」

啄むように口付けをし、流れるように舌を絡め吸い上げる。

「もう痛くないか?」
「うん、大丈夫だよ……」
「じゃあ動くな?」

リトは後ろにぽすんとララを倒すと、少しずつ腰を引いては打ちつける。

「ん……ふぁ……あぁん……」

だんだん嬌声へと変わっていくララの喘ぎ声を確認しながらそのスピードを速めていく。
それと同時に空いた手で豊満な胸を鷲掴みながら揉みしだいていく。

「あっあっ、リトぉっ、はげしいよぅっ!」

そうは言いつつもリトのリズムに合わせてララも腰を上下に振る。

「だめ…そこっ…気持ちいいの…ああん!いっ、だめ…ッ!」

リトも限界が近いと悟り、一気にラストスパートをかける。

「リトっ、お願い…一緒にっ!」
「くぁっ、ララ、出る!」

リトは最後に最奥を突くと絶頂へ達し、ララの膣内に思いの丈全てを吐き出した。
それと同時にララは体を弓なりに反らしながら果てる。

「はぁっ…はぁっ…」

二人は繋がったままベッドに倒れ込み、倒れた反動でララからリトが引き抜ける。

「はぁっ……ララ、愛してるよ……」
「うん、私もリトを愛してるよ……リトを本当に好きになったあの日から、ずっとずっと……」
「そしてこれからも……だろ?ララ」
「うん!」

どちらからともなく、そっと口付けを交わす。

「それにしてもホンットに気持ちよかった♪ね?」

満足そうにララはリトに訊く。

「あぁ……でも凄い疲れるな。なんか眠たくなってきちまった……ふぁぁ~」

リトは欠伸をしながらそう答えると、ララはリトに覆い被さって言った。

「ね、リト?」
「ん、なんだ?」

ララは満面の笑みでリトに言った。

「今日は寝かさないって言ったでしょ♪寝ないでずーっと愛し合うの!」

その言葉にリトの一物は再び元気を取り戻す。断るの文字は頭の片隅にも無い。
自分もまだララを求めて止まない、そう思ったリトは喜んで快諾した。

「あぁ、望むところだ」

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