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リト×九条凛

普段より賑わう彩南高――屋台の準備でテントを張る生徒や、大きめの立て看板にペンキで文字を書く生徒があちこちに見られる。
その日は彩南高等学校の文化祭、彩南祭が催される数日前のコト。
いつも通りリトがララの発明品に悪戦苦闘しているときだった。

「もういい加減にしてくれェェ!!」
「待ってリト!“でるでるビジョンくん”今度のブンカサイで使おうと思って改造したみたの!試してみてよぉ!」
必死に逃げるリトの数メートル後方には、おぞましい風貌のお化けや妖怪と共に楽しそうに追い掛けるララの姿がある。
ちなみにそのお化けや妖怪の正体は、いつかの臨海学校のとき肝試しで使用された発明品、“でるでるビジョンくん”なのだが…ララ曰く、改造が施されているらしい。
だがそんなコトにかまっている暇はないリトは、依然学校中を逃げ回る。
「わかった!わかったからそれ消してくれェ!!」
必死に逃げ回るリトを尻目に、ララは呑気に発明品の説明を始める。
「今度は映像が実体化するように……あ!リトったら逃げないでよぉ!」
ララの身体能力は人間のそれを遥かに超える。
当然勝ち目のないリトだが、ララが発明品の説明をする一瞬の隙をつき、サッカーで鍛えた脚を生かして全速力で逃走した。

「ハァ…ハァ…ココまで来れば安心――…うわッ!」「キャッ!」
やっとの思いでララを振り切ったリトが安堵の息を洩らしたそのとき、突如廊下の角から現れた少女に衝突してしまった。
ぶつかった少女…それは、何かとララに張り合おうとするリト達の1つ上の先輩、自称彩南祭クイーン天条院沙姫であった。
当然の如くいつもの2人の付き人もそばに居て、ぶつかった勢いで倒れそうになった沙姫はその2人にしっかり支えられ、素早く抱え起こされる。
「大丈夫ですか沙姫様!」案の定リトは倒れ、そのときにぶつけたのか後頭部を押さえながら苦痛の表情を浮かべて上半身を起こす。「痛ってェ…あ!て、天条院センパイ!?」
そして相手が沙姫だとわかれば心の中で自らのトラブル体質を嘆く。
(よりにもよってぶつかった相手が天条院先輩なんて…オレってついてねェ!)付き人2人に起こされた沙姫は、ぶつかってきたのがリトだと気付く。
「いったいどこを見て――……って結城リト!
いきなりぶつかって来るなんてどーゆーつもりですの?」
リトの前で腕を組みながら仁王立ちになり、目頭をピクピクとひくつかせる沙姫は、言うまでもなく怒り心頭である。
ぶつかったのは、当然走ってきた自分に非がある。
純粋、もとい素直なリトは、尻餅をついたまま謝ろうと仁王立ちの沙姫に視線を向ける。
「あ、いや…ごめんなさ――…!?」
が、突如リトに異変が起きた。
顔を真っ赤にしてオロオロし始めたのだ。
それを見た付き人の1人、ポニーテールとりりしい瞳が特徴的な少女、凛は彼の様子と倒れている位置から瞬時に状況を読み取った。それは、リトにはダイレクトに沙姫のショーツが見えているというコトだった。「よくも沙姫様の…!
今すぐ立ちなさいっ!」
指摘されたリトは慌てて飛び起きる。
「ち、違ッ!コレは事故で…!」
「問答無用!!」
リトの制止虚しく、凛はどこからともなく取り出した木刀を振りかざす。
「うわッ、危ねェ!」
その一撃を辛うじて回避したリトは、謝りながらその場から去ろうと走り出す。「ごめんなさーい!!」
「コラッ!待ちなさい!」それでも治まらないのか、木刀片手にリトを追い掛ける凛。
リトの逃走劇第2ラウンドである。
リトは追い掛けられながら心の中で叫ぶ。
(何でいつもこんな目にーー!!)

(オレって今日、追い掛けられてばっかだな…)
階段を駆け上がりながら染々とそう思うリト。

「でも結局は、オレが天条院センパイの下着見ちゃったのが原因なんだし…逃げるのは筋違いだよな」
走りながら今までの経緯を思い出し、自分が制裁を受けるのは当然だと感じたのか、リトは階段の踊り場で足を止める。
「漸く観念したようね」
足を止めたリトにそう告げながら一歩一歩詰め寄って行く凛。
歩み寄る凛に向き直り頭を下げるリト。
「……悪いのはオレです!だから…お仕置きでも何でも受けます!」
はたから見れば、その台詞はただのM発言と誤解されそうなものだが、それはリトなりの反省の気持ちを込めた言葉だった。
「……!!」
それを聞いた凛は、先程まで逃げ回っていた相手の変貌ぶりに動揺を隠せない。「――い、今更何を言っても罪を償うコトにはならないッ!」
「ッ…!」
ぶんぶんと首を左右に振って我を取り戻した凛は木刀を振りかざし、リトはギュッと目を瞑り覚悟する。

――ガシャーン!
その瞬間、窓ガラスの割れる音と共に、2人の目の前に化け物が現れた。
「な…何なのコイツ…!」突如現れた異界の者に驚きながらも木刀を構える凛。だが、そこは少女。流石に恐怖を隠しきれないのか手が震え唯一の武器である木刀を落としてしまう。
「ヴゥゥ……」
低い呻き声を上げながら化け物は凛へと歩み寄る。
リトはというと、口をパクパクさせ軽いパニック状態のようだ。
と、その時、ふと踊り場の隅にやったリトの視線に飛び込んできた物があった。それはララの発明品もとい“でるでるビジョンくん”の本体だった。
(そうか!ララの発明品だったのか!)
リトを追い掛けていた際に誤って壁に激突したのか、詳細は判明しないが煙を吹き出しながら踊り場の隅に転がっていた。
しかし不運にも起動したままらしく、映し出され、実体化した映像は今にも凛に襲い掛かりそうな勢いだ。更に肝心な製作者の姿も辺りには見当たらない。
「そうだアレさえ壊せば!」
その存在に気付いたリトは足元に落ちている木刀を拾い上げ、渾身の力を込めて振り下ろす。
すると鈍い音と共にメカは機能を停止し、映し出された映像は凛に襲い掛かる寸前で消失した。

「…ッ……え…?」
何が起こったかわからない凛は、目を丸くしながらリトの方を見る。     目の前の頼りなさそうな少年が助けてくれた―――
にわかには信じがたいコトだが、それは紛れもない真実であった。
「ふぅ…間一髪だったァ。怪我はない?」
「…えっ?あ、大丈――…キャッ!」
自らの無事を伝えようとした瞬間、階段から足を踏み外してしまう凛。
凛自身は気付いていなかったものの、先程の化け物にギリギリまで追い込まれていたのである。
凛自身もうダメだと悟った、そのときだった。
「危ないッ!!」
リトが精一杯伸ばした手で凛の腕を掴み、自らのもとへ引き寄せた。
階段から落下する最悪の事態を免れたとはいえ、引き寄せた勢いが治まるはずもなく、そのまま床に倒れそうになる。
するとリトは、無意識の内に少女を傷付けぬようギュッと抱き締め、衝撃を和らげるべく自分が下になり床に倒れた。
「痛てて…先輩、大丈夫?」
心配そうに様子を伺うと、そうとう恐かったのか、凛はリトの胸の中で小さくなって震えていた。
いつも見るりりしい姿は今は無く、強く抱き締めれば壊れてしまいそうなほど華奢でいて繊細―――
リトはいつのまにか少女の頭を優しく撫でていた。
「もう大丈夫だから…」
囁くようにそう言い聞かせながら、少女が落ち着くまで見守り続けた。

そしてどれほどの時間が経っただろう。落ち着いた凛は顔を上げ、すぐ目の前にリトの姿があるコトに驚く。
いや、助けられたとはいえここまで気を許してしまった自分に驚いたと言った方が正しいかもしれない。
「な、何するのッ!」
顔を赤らめながら慌ててリトから離れる凛。
そんな理不尽な態度をとる凛に多少唖然とするリト。「何って…助けただけで…」           「頼んだ覚えはないッ!」頭を掻きながら苦笑いを浮かべるリトの話を遮るように怒鳴ると、凛は階段を駆け降り廊下の角に消えていった。
「アハハ…でも、先輩が無事だったコトだし、よしとしようかな」
走り去る凛の姿を見送ったリトは教室へと戻った。

―放課後―

凛は綾と共に沙姫に付き添い、迎えのリムジンの待つ校門に向かう途中だった。

「―――りん…凛?」
「………えっ?」
教室を出てからずっと浮かない表情で考え事をしていた凛は、それを見兼ねた綾の声で我に返る。
「大丈夫?ボーッとしてたわよ?」
「あ、いや…大丈夫よ。
ありがとう」
両手を合わせて心配そうに顔を覗き込む綾に、なんとか造り笑顔で返す。
そこへ沙姫が絶妙のタイミングで尋ねる。
「そう言えば…あなた昼休みに結城リトを追って行ったきり、帰りがずいぶん遅かったようだけど、何かありましたの?」
すると凛は、バツが悪そうに苦い表情をしながら頭を下げる。
「申し訳ありません沙姫様……少しばかりてこずってしまって」

昼休み、凛は“でるでるビジョンくん”の餌食になりかけ、間一髪のところをリトに救われ、その上階段から転落しそうになったのを助けられた。
当然そんなコトが正直に言えるはずもなく、後ろ髪を引かれる想いで自らの主人に嘘をついた。
「……そう」
凛が嘘をついたコトを知ってか知らずか、沙姫はそれ以上は追求しなかった。
「それじゃあ2人共、ごきげんよう」
「失礼礼します。沙姫様」リムジンに乗り窓から軽く手を振る沙姫を、頭を下げて送り出す凛と綾。

その後の帰路で綾と別れ、凛は我が家へと辿り着く。夕食もロクに喉を通らず、1人湯船に浸かりながら、少女は今日の事件のコトばかりを考えていた。
「私があんなヤツに…」
今でもあの時の様子が頭から離れない。
恐怖に震えリトにしがみ付く自分を思い返すと、情けなさが込み上げてくる。
しかし不思議と浮かぶのは、弱さを見せてしまった自分への軽蔑の感情ばかりで、リトへのマイナスの感情は覚えなかった。
それどころか、身を呈して自分を守ってくれたリトの優しさが…抱き締められたときのリトのぬくもりが鮮明に蘇る。
主人の貞操を幾度となく奪った(事故)相手だとわかっていても、憎めなかった。心のどこかで、リトに対する何かが変わっていくような気がした。

しかし気掛かりが1つだけ残っている。
それは、2度も助けられてお礼を伝えていないというコトだ。
1度目は事故のお陰でそれどころではなく、2度目はというと自分から突き放す始末。
このままだとプライドが許さない凛は湯船の中で小さく呟いた。
「明日こそお礼言わなきゃ…」

次の日、屋上で珍しく1人で昼食を食べているリト。「ふぅ~…食った食った」弁当箱に蓋をし、おもむろに地面に寝そべる。

「平和だなァ…」
染々そう思うリトは、先日ララに軽く説教をしたお陰か、今日はまだトラブルに巻き込まれていない。
そう…『まだ』である。
暖かい陽気に誘われウトウトと居眠りをしそうになったその時だ。

「…結城リト」
夢の中に入ろうとするリトの頭上から自分を呼ぶ少女の声が聞こえるのだった。寝呆け眼を擦りながら身体を起こし、声のした方へ視線を移すとそこには凛の姿があった。
(この人は確か…)
リトは頭の中で、沙姫がその少女を凛と呼んでいたのを思い出す。
「凛…センパイ?」
「…お前に用があるの」
身体を起こして不思議そうに首を傾げるリトに唐突にそう告げれば更に続ける。「昨日は…その…」
「??」
視線を背けながら何かを言おうとする凛をキョトンとした表情で見つめるリト。昨日お礼を言おうと決めた凛は、今日リトが1人で昼食を食べているというコトを知り、用事があると誤魔化して主人の元を抜け出して来たのだった。
「………き、昨日はよくも沙姫様の!」
しかし、お礼を言うつもりで来た凛の口から出た言葉は全く別のものだった。
(私は何を言って…)
我に返り後悔の表情を浮かべる凛をよそに、当然それを聞いたリトは驚きを隠せない。
「え!?また!?」
「ち、違う!私の話を…」手をバタバタさせて後退りしようとするリトに、凛が慌てて弁解しようとしたそのとき悲劇は起こった。

その日の屋上には、彩南祭に向けて作られた立て看板が、ペンキを乾かすために前日から立て掛けられていたのだが、それが強風にのって2人に向かって飛んできたのだ。
それに背を向けて立っている凛は気付いていない。
「先輩後ろッ!」
いち早くそのコトに気付いたリトの叫びで振り向くも時すでに遅し。
避けようとするも初動が遅れたせいで間に合わない。だが凛より早く気付いていたリトは、凛に危険を知らせると同時に行動を起こしていた。
凛を抱えてその場から跳びのいたのだ。
リトの咄嗟の判断により、危機を脱した凛は軽い放心状態である。
「大丈夫…?」
凛の無事を確認しようと呼び掛けるリト。
「私より…お前、脚が…」凛自身は倒れたときの擦り傷程度で済んだものの、看板を避け損ねたのかリトの脚には痛々しく血が滲んでいた。
それを見た凛の思考は罪悪感に塗り潰され、自然とリトから離れようとする。
「私なんか…助けようとしたから…」
「ちょっと待って!先輩は悪くないって!」
離れていく凛に近付こうとするリト。
「来るなッ!!」
そう叫ぶ凛の瞳は涙で潤んでいた。
すでに2度助けられ、今も自分をかばって他人が傷付いたと思うと、腑甲斐なさでいっぱいになる。
「これ以上…これ以上私を惨めにしないで…」
目蓋に涙をいっぱいに溜めてそう懇願する凛をリトはそっと抱き寄せる。
「な、何をッ…!」
「惨めなんかじゃない。
そりゃ付き人なんてしてたら強くないといけないのかもしれないけど、今回はたまたま助けられる側だっただけなんだし。
それに……先輩は女のコなんだから……。たまにはちゃんと弱いところ見せてもいいと思うよ」
突然抱き寄せられたコトに驚き、怒鳴ろうとする凛の台詞を遮ればゆっくりと髪を撫でながら告げるリト。リトの言葉1つひとつが少女の心に染み込み、リトの優しさを全身で感じながら少女はリトの胸の中で声を出して泣いた。

暫らくして凛が落ち着いた後、手当てくらいさせてほしいという彼女の要望で、リトは彼女の肩を借りて保健室に向かっていた。

――ガラッ
「御門先生居ないんだ…」保健室に居るはずの、養護教諭の御門は不在のようだった。
そんなコトもお構いなしに凛はてきぱきと必要な手当ての道具を揃えていく。
(へぇー…けっこう慣れてんだな)
「そこに座って、脚出しなさい」
「あ、うん」
関心するリトをよそに、椅子座って脚を出すよう指示する凛。
リトは言われた通り椅子に座り、スボンの裾を捲って脚を出す。
その傷は出血はあるものの大した怪我ではなかった。だが自分のせいでできた傷だと思うと、凛にはひどく痛々しく見えた。
「あ…別に気にしなくていいから」
頭を掻きながら笑顔でそう告げるリトとは違い、凛の表情は重かった。
「結城リト…私はお前を勘違いしていたみたいね…。昨日と今日で見直したわ」
リトの脚に包帯を巻きながら真剣な様子で話す凛。
「そりゃよかった。
でも前々から思ってたんだけど、フルネームで呼ばれるとよそよそしい気がするから名前でいいよ?」
「………そうね。リト」
突然のリトの提案に多少悩むも微笑んで応える凛。
(か、カワイイ…)
いつもりりしくて気丈な少女が初めて見せる愛らしい笑顔。
それは一瞬でリトを虜にするほどだった。
「先輩、笑った方がもっとカワイイよ」
「ッ!?…調子に乗らない!余計なお世話よッ!」
リトの何気ない発言に顔を真っ赤にした凛は、さながらお仕置きかのように包帯をギュッと縛る。
「痛たたたたッ!!」
「お前ってヤツは…」
頬の紅潮治まり切らぬ中、半ば呆れ気味で作業を進める凛の頭に本来の目的が浮かぶ。
今日こそはお礼をと決めてきたのである。
今なら言える―――そう感じた凛はリトに視線を向けて口を開く。
「その…昨日は……昨日はありがとう」
「なんてコトないよ」
ハニカミながらも精一杯の感謝の気持ちを込めてそう告げる凛に笑顔で返すリト。
「それじゃ、もう昼休み終わると思うからオレそろそろ帰るよ。
手当てありがとう」
リトは椅子から立ち上がりその場から去ろうとする。一方の凛は、漸く本来の目的を達成したものの、何かわだかまりが残っていた。心の隅に何かがつかえているような気がした。
そして少女は考えるより先に、立ち去ろうとするリトの服の袖を握っていた。
「先輩?」
「…お願い…もう少しだけ一緒に居て…」
俯きながら甘えるような声でそう呟く凛にリトの胸は大きく高鳴る。
今、目の前に居る魅力的な少女を独り占めしたい――そんな感情に駆られる。
リト自身凛の笑顔を見たときから心が揺らいでいた。少女の弱さを垣間見たとき守ってやりたいと感じた。そして俯く凛に向き直り、ギュッと抱き寄せれば優しく囁く。
「オレずっと先輩と居たい。ダメ?」
少女はその言葉に顔を真っ赤に染め、怖ず怖ずと相手を見つめながら呟く。
「ダメなんかじゃない」
そのとき少女の胸は張り裂けそうだった。
未だリトに対する自分の気持ちがよく分からない。
好意はあると自分でもわかっている。しかし確信には行き着いてはいなかった。それなのに胸の鼓動は高鳴るばかり――
リトにも聞こえてしまうのではないかと心配するほどドキドキしている。

しかしそれはリトも同じ。目と鼻の先に、自分には勿体ないほど魅力的な少女が居る。
鼓動は嫌でも高鳴る。
今ベッドに押し倒せばどうにでもできそうなものだ。だが、リトの思考にはその選択肢はなかった。
いつまでも凛とこうしていたい。それだけだった。
「先輩。オレ…先輩のコトが好きだ」
真剣な表情でそう告げるリトの言葉に凛は目を見開く。そしてそれが後押しとなったのか凛の心にある確信がよぎる。
【自分もリトが好き】
凛がその言葉を口にするのは今や容易なコトだった。
「…私も…リトが好きよ」
凛が真っすぐにリトを見つめながら自分の気持ちを伝えると、2人はどちらからともなく唇を重ねた。

触れるだけの優しいキス…それだけに、触れ合っていた時間は短いものの2人の気持ちは十分お互いに伝わっていた。
その後2人は暫らくその場で抱き合ったまま見つめ合った。
恍惚な表情で自分を見つめる凛を見ていると、リトはどうにかなってしまいそうだった。
興奮により潤んだ瞳。
自らの胸板に押し当てられる柔らかい胸の感触。
鼻にかかる甘い吐息。
凛の全てがリトの理性を吹き飛ばそうとする。

「先輩…すっげぇ綺麗」
「いきなり何を言って――…んッ!?」
凛が抗議し始める前にキスで唇を塞ぐ。
そして何度も何度もキスを繰り返した。
しかしその間中ずっと目を閉じ続ける凛に、心配そうに問い掛ける
「……恐い?」
すると、頬を赤らめながらキッと睨み付けられる。
「な、何をバカなコトをっ!」

「だったら…」
一言呟くとリトはもう1度唇を重ね、今度は舌を侵入させようとする。
「ンッ、んんっ!」
突然のリトの行動に凛は目を見開く。
そして息継ぎをしようと口を開いた瞬間、舌を相手の口内へと侵入させる。
綺麗に整った歯列を丁寧になぞり、頬の裏側などあらゆる部分に舌を這わせ、次に舌同士を絡ませる。
その連続的な攻めに、凛はぞくぞくと悪寒にも似た感覚を覚える。
「ふッ…んんっ、くちゅ…んぁッ」
最初は受けるだけだった凛も、ぎこちなくだが徐徐に舌を絡ませ始める。
「くちゅ、はあ…はぁ、んッ、んむ…っ」
保健室に淫らな水音が響き渡る。
そんなコトもお構いなしに2人はお互いに唇を貪る。口からは混ざり合った唾液が零れ、首筋を伝っていく。銀色の糸を引きながら唇を離せば、リトは唾液の伝った跡に沿って首筋に舌を這わせていく。
「ひゃんッ!く…くすぐったいっ」
ぴくっと震え身悶える凛。その反応に興奮を覚えたリトは、ドラマや映画の見様見真似で首筋や耳に舌を這わせて刺激を与える。
「はぁッ、ん…あっ」
ギュッとリトの服を握ってしがみ付くが、リトの執拗な愛撫により段々力が入らなくなってくる。
凛のそんな様子に気付いたリトはおもむろに少女を抱き上げてベッドへと運ぶ。「大丈夫、センパイ?」
「……いつまでセンパイって呼ぶつもりなの?」
ベッドに座らされるとリトの質問に同じく質問で返す凛。
するとリトは、頭を掻きながら『しまった』というような表情を浮かべる。
「ごめんごめん。これからは凛って呼ぶ。
じゃあ…続きするよ?」
申し訳なさそうに告げた後コホンと咳払いすると、凛のブラウスに手をかける。小さく頷き返事をした凛に、優しくするから…と一言付け足せばするするとリボンを解き、1つずつボタンを外していく。
そして凛の下着が露になると思わず息を飲んだ。
凛が身に付けているのは黒のシンプルなブラだった。顔を背け羞恥に身を捩る凛をよそに、興奮状態のリトはそっとブラの上から胸に触れる。
「…ンッ」
今まで不憫な事故で女性の胸に触れたコトは何度かあったものの、改めて触れるとその感触に心の中で歓声をあげる。
(すげぇ…)
手の平より一回り大きいその胸は驚くほど柔らかく、それでいて程よい弾力を兼揃えていた。
既にその感触の虜になっているリトは両手を使って上下左右に揉み解していく。「あっ、ふぁッ…んっ」
その度に凛はピクッピクッと震え、断続的な吐息にも喘ぎが混ざってくる。
「凛の胸すげぇ柔らかい」「ン…っ、はぁ…んんッ」羞恥と快感の入り交じった官能的な凛の表情に更に興奮したリトはブラのホックを外しにかかる。
震える手でなんとか外し、胸を覆っていたブラがはらりと落ちる。

「やっぱりすげぇ綺麗だ」「恥ずかしいから言わないで…っ」
美しく整った身体に思わず感想を述べると、凛は頬を赤く染めて顔を逸らす。
下着を外したその胸はしっとりと汗ばみ、その頂に聳える突起はすでに固くなっていた。
何にも覆われていない胸に触れると先程とはまるで違う感触に驚嘆する。
とても繊細でなめらかで、自分の手に吸い付いてくるような感触だ。
その胸を持ち上げるように揉みしだく。
「んぁっ、はぁッ…はぁ…あッんっ」
一方の凛も、下着越しのときと全く違う感覚に興奮が高まる。
胸を揉むのと平行して軽く突起を摘む。すると反応は明らかだった。
「ぁんっ!ふぁ…っ、ン」鋭角な刺激にビクッと波打ち身悶える凛。
突起を摘む力に強弱を加えたり、突起の周りを円を描くようになぞったりする。リトなりに色々工夫した。「ひゃっ、あっ…はぁ、そこ…ダメ…っ」
ピクピク身体を震わせながら身を捩る凛を見つめ、悪戯な笑みを浮かべるリト。「凛、乳首弱いんだ」
クスッと笑えばベッドの前に片膝を付き、胸の突起に舌を絡める。
「ひぁあッ!」
突起に熱い舌が触れた瞬間、凛はビクッと仰け反る。「ちゅ…ちゅぱ、ちゅっ……カワイイよ」
「あぅっ…バカ、やめッ」わざと音をたてて胸にしゃぶりつくリトからなんとか逃れようとする凛。
だがそれが叶うはずもなく、リトの愛撫は容赦なく続けられる。
舌の上で突起を転がし、時々強く吸ったり甘噛みしたりすると、身体をビクビクと波打たせる。
「あッんんっ、ゃ…はぁ、変に…なっちゃ…ッ」
暫らく吸い続ければ漸く口を離す。
興奮冷めやらぬリトはそのまま唇を重ねる。
すると凛はリトの首に手を回し、自らの元へ引き寄せて唇を貪る。
「んっ、んむっ…はぁっ、…くちゅ…」
ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を洩らしながら求めるように夢中で舌を絡める。
いつしか凛は自然にもじもじとふとももを擦り合わせ始める。
その様子に気付いたリトはそっとスカートの中に手を忍び込ませ、ふとももの付け根辺りを撫でる。
「んっ!?…ぷはっ」
「はぁ、はぁ…触っても…いいか?」
思わず唇を離してしまう凛に、呼吸を荒くしながらそう尋ねると、顔を真っ赤にして顔を背けてしまう。
それを肯定だと受け取り、乱れたスカートの下から覗くブラと同じで黒の大人っぽいショーツに触れる。
「あっ…」
少女のその神聖な部分は、ショーツの上からでもわかるほど濡れていた。
指を上下に動かすとくちゅくちゅと音が鳴り、ショーツの染みと共に室内に独特な匂いが広がる。

「んッあっ、んんっ」
「もうこんなに濡らして…凛ってエロいな」
「はぁ…ふあっ!ンッ…誰のせいで…っ」
身を捩りながら反論する凛は、下着の上から擦るだけで十二分に感じているようだった。
「コレ、脱がしていいか?」
期待の籠もった目で尋ねるリトに観念したのか、少し腰を上げて下着を脱がすのを補助する。
露になった秘部は息を飲むほど綺麗で、艶やかに蜜が滴っていた。
「あんまり見ないで…っ」凛のそんな台詞も耳に届かず、ゴクリと喉を鳴らし指でゆっくりヒダを開く。
すると、とろりとした愛液が膣内から零れる。
痛くさせないよう細心の注意を払いつつ中指を侵入させ膣内で軽く折り曲げる。「ひあっ、あッんっ」
少し動かすだけでじわじわと蜜が溢れ出してくる。
「すげぇ…どんどん溢れてくる」
「ゃ…んぁっ、はぁ…」
驚くほど暖かい膣内に感嘆の声を洩らすが、さっきからずっと感心しかしていないコトに当然本人が気付くはずもなく、少女に更に刺激を与えようと指を抜き挿しする。
「あっ!んッ、んぅ」
指が動くたびに膣内が擦れ、電流のような刺激が体中を駆け巡る。

シーツをギュッと握って耐える凛。
その少女に快感を与えるべく刺激し続けるリト。
すでに少女の膣はリトの指を2本も飲み込み、シーツをぐしょぐしょにするほど蜜を溢れさせていた。
「ふぁ…っ、はぅ…そんなに…指、動かしちゃ…」
「……動かしたら…?」
口から唾液を垂らし、涙目で見つめる凛に意地悪く尋ねる。
「変、に…ぁんッ…おかしく…なっちゃう」
身体をビクビク波打たせながら言う凛に再び尋ねる。「じゃあやめる?」
リトにそう問い掛けられるが思考が吹き飛びまともにに考えられない。
今はただ愛しい人に触れられたい。それ以外考えられなかった。

「んっ、はぁ…ゃ、やめないで…っ」
とろんとした表情でそう懇願する凛はとても悩ましく、リトを欲情させるには十分すぎた。
「ちょっ、何してッ」
リトの行動に慌てて身体を起こそうとする凛。
凛が驚くのも無理はない。指を抜いたかと思うと、自らの秘所に顔を近付けてきたからである。
そして溢れる蜜を舌で掬うようにヒダを舐め上げる。「ん゙んっ!」
身体を走る快感に両手で口を塞ぎ、声をあげないようにして耐える凛。
リトの攻めに気が飛びそうになる。
「んぐっ…んッんっ」
ぐりぐりと舌を膣内に押し込み、掻き回す。
必死に押さえていた声も徐徐に我慢しきれなくなり、嬌声へと変わる。
「ふあっ…あっ、ぁあっ!」
ふとももはガクガク震え、シーツを握る手により一層力が入る。
「んッくっ、ゃ…っ」
夢中で秘部に吸い付いていたリトは、偶然にも秘部の上に赤く充血し固くなった突起を見付ける。
(コレって…)
もしやと思いそっと触れてみる。
「んぁあっ!」
悲鳴にも似た声で喘ぐ凛。弱点を見付けたリトはとどめと言わんばかりにそこを攻める。
きれいに肉皮を剥けば指で撮み、弾き、弄ぶ。
そして同時に膣内を舌で掻き回す。
「ひあっ、ぁんっ!…はぁ…はぁ、ンッ…らめぇ」
秘豆を弄ばれ、膣内を掻き回されるたびに頭の中が真っ白になる。
「あっ!?んんっ…もう、らめっ…何か…きちゃう」
全身が硬直したと思うと、突然少女の身体が大きく仰け反りビクッビクッと震えた。
「ぁ、はぁ…んんっ…ふぁぁあっ!!」
初めての絶頂は相当強いものだったのか暫らく痙攣が続き、その後脱力したようにぐったりした。

「大丈夫か?」
多少不安げに尋ねるリトに凛はなんとか笑顔で返す。「はぁっ、はぁ…大丈夫…」
「そっか、よかった」
ホッと安堵の息を洩らし、自分に服を着せようとするリトの腕を止める凛。  「リトは…いいの?」  「あっ、いや…凛疲れただろうし」
頭を掻きながら苦笑いを浮かべて言うリトを黙って抱き寄せる。
不意の凛の行動に目を丸くするリト。
「…っ…本当にバカなくらい優しいのね…。でも気なんか遣わないで?リトのために、少しくらい何かさせなさいよ」
「凛…」
少し身体を離せば真剣な眼差しでそう告げる凛。
少女を労り行為を終わらせようとしたリトだが、実際は我慢の限界だったのだ。少女に快感を与えながらも本能により自らの身体も快感を欲する。
それを必死に理性で押さえていた。
しかし凛の言葉がリトの本能を後押しする。
凛とひとつになりたい――その気持ちがリトを突き動かす。
「凛…オレもう止まれねぇから」
「――きて…リト…」
ベルトを外してスボンを下ろせば少女をそっとベッドに押し倒す。      そしてそそり立つモノを秘部に当て、少しずつ少しずつ挿し込んでいく。
「んっ!…ッ…はぁっ」 「ち、力抜いて…ッ」  「そんな…コト、んんっ…言われてもっ」
凛の膣内は十分に濡れてはいるものの、それでもモノをぎゅうぎゅうと締め付け先に進めなくなってしまう「ンッ、くぅ…」    明らかにつらそうな表情をする凛を見ていると無力感に押し潰されそうだった。肝心なときにどうもしてやれない自分がひどくほどもどかしかった。
しかし今1番苦しいのは凛である。
痛みを和らげる方法など知るよしもないリトは、せめてもの償いにと少女に心からの気持ちを伝える。  「凛、大好きだ…」   「私も…リトが大好き」

初めての経験で余裕のないリトは、温かくぬるぬるした感触と強烈な締め付けに途中で射精しそうになるも根性でどうにか食い止め、ついに処女膜に突き当たる。
「多分…って言うか絶対痛いと思うけど、辛かったら我慢しなくていいから」
「バカ言わないでっ!さっきの言葉…忘れたんじゃないでしょうね?」
「―――わかった」
決心したような少女の表情を確かめれば少し勢いをつけ膜を破る。
「ッんーっ!!」
少女の秘部から鮮血が一筋流れる。
それは、2人が本当の意味でひとつになったという証でもあった。
「やっと…はぁ、ひとつに…なれた」
「ああ…凛とひとつに…」生理的な涙を浮かべながらふるふると震える凛の髪をそっと撫でおろす。

暫らくして痛みが引いてきたのを感じるとリトに合図を送る。
「もう大丈夫だから…」
「じゃあ、動くからな?」凛に気を配りながら腰を動かしていく。あくまでゆっくりと、痛みをぶり返させないように。
「あッんっ、んくっ」
モノが抜き挿しされるたびに結合部から愛液と鮮血が混じった液体が零れ、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を奏でる。
「ひゃっ、あぅ…んぁっ」「凛の中…やばいっ…気持ちいい」
ぞわぞわと波立つ膣内の感覚に段々と腰の動きにスピードが増してくる。
ベッドに寝かしていた凛の腰に手を回し抱き寄せ、奥へ奥へとモノを挿し込んでいく。
「ひゃッ…んっ、ふぁっ」少女の痛みが徐徐に快感へと変わっていく。そしてリトは更に快感を得ようと腰を激しく打ち付ける。
「ぃ、やぁ…は、激しっ…ぁんッ」
腰を打ち付けるたびに凛は喘ぎを洩らし、少女の官能的な表情はリトの動きに激しさを与える。
凛の口から零れる唾液を舐め取ると、そのまま唇を重ねる。
「んっ、ふッ…んむっ」
少女は求められるまま舌を絡めていく。
「くちゅ…ンッ、んんっ…はぁ…」
口内を舌で侵され、膣内をモノで掻き回され何も考えられなくなる。
暫らくして名残惜しそうに唇を離すと、リトを煽るようにとろんとした表情で見つめてくる凛。
そんな凛に興奮したリトは激しく腰を突き上げながら胸に手を伸ばし、強く揉みしだく。
「ひゃぅ!?んっン…リトッ…らめっ」
言葉では拒否しても、それとは裏腹に身体はリトを求める。
胸と膣内を同時に攻められ凛は限界に近づいていた。「ゃ…あっ、おかしく…なる…んッくっ、んぁっ!」愛しい人に求めらめ、触れられそれだけで少女の心はいっぱいになる。
「凛…ッ…オレ、もう」
限界に近いリトは、奥までねじ込むように突き上げ、凛の快感の波はピークを迎える。
「私も…ら…めぇ…んっンんっ、リト…ッ……ひゃ…あぁああッ!!」
「で、出るッ!!」
凛の身体で何かが弾け全身を駆け巡る。
リトは射精する寸前でモノを引き抜き、少女の腹部に欲望をすべて吐き出す。
「はぁ…っ、すご…い…」凛は自らの腹部を汚している熱い精液に触れながら暫らく余韻に浸っていた。

その後ティッシュで液体を綺麗に拭き取り、凛の隣に倒れこむリト。
「これからは…ずっと一緒に居ような」
「……うん」
肯定の返事をするも凛は浮かない表情をしている。
「凛?」
不思議そうに呼び掛けると凛は素直に話しだす。
「リトとは一緒に居たい…でも私には沙姫様をお守りする役目が…」
確かに凛はリトのコトが好きだった。愛しかった。
できるコトならずっとリトのそばに居たい。
しかし自らの主人を裏切る訳にはいかない。
表情を曇らせる凛にリトは笑顔で告げる。
「そっか……。じゃあさ、せめて凛に何かあったら…そのときはオレに凛を守らせてくれよ」
「……リト…」

2人は一緒に居られる掛け替えのない時間の中で、2人だけの愛の形を確かめるように強く抱き締め合った―――

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