甘えたい
「春菜ちゃーん!」
良く晴れたとある休日、街の広場で待ちぼうけていた春菜に、リトが息を切らせて駆け寄ってきた。
「梨斗くん」
「はぁ、はぁ…、悪りぃ、待たせちまって」
「んーん、大丈夫♪そんなに待ってないし」
待たされた事よりも、リトが来てくれたという事の方が何よりも嬉しくて、心から幸せそうな優しい笑顔で春菜が答える。
二人が晴れて恋人同士になって何回目かのデートの日。まだ少しぎこちなさは残るものの、二人の関係は以前と比べて親密になっていた。
中学の頃からずっと互いに想い続け、ようやく夢に描き望んでいた関係になれたのだが、
二人とも元々奥手なものだから、始めは見てるこっちが恥ずかしくなる様な初々しさ全開のやり取りをしていた。
が、やがてお互いを名前で呼び合える様になって、自然と手も繋げる様になって、キスだって出来るようになって――。
何より、心から『好き』だという気持ちを、素直に相手に伝え合える様になれた――。
まぁ早い話、既に行くトコまで行ったという事で…。
そんな『只今幸せ指数全開フルドライブ』な二人だが、実は学校の方ではあんまり二人だけの時間を作れていなかったりする。
なぜなら、事ある毎にリトを慕う二人の宇宙人の女の子(一方は半分男)が纏わり付いてきて、
おかげで色んな厄介事に巻き込まれるわ、精神的疲労は蓄積されるわ、あんまり構ってもらえない春菜には泣かれそうになるわ、何より全然二人っきりになれないわで、
ここ最近は頭痛が止まない毎日となっていた――。
(今に始まったことではないが…)
故に、今日のデートは二人にとって、今まで触れ合えなかった時間を取り戻す絶好の機会なのだ。
「そーいえば春菜ちゃん、前に欲しい服があるって行ってたよね?」
「あ、うん…」
「じゃあ、そこに行こう。オレが買ってあげるよ。」
「え!?で、でも…」
「遠慮しない遠慮しない♪遅刻しちまったお詫びという事で。さ、行こ」
そう言って、右手を差し出すリト。
「……………うんっ♪」
そして、春菜は嬉しそうに手を重ね、街中へと繰り出していった――。
――――――
「あ……ありがと、梨斗くん…」
「どういたしまして♪」
リトに買ってもらった服を大事そうに抱えてお礼を言う春菜。
端から見ても、とても幸せそうな雰囲気が感じられる。
「さて、まだまだ時間もあるし、次はどこ行こっか?」
腕時計を見ながら訪ねるリト。
「……///」
すると、春菜は何故だか顔を赤らめて俯いてしまった。
「?、どしたの?」
「ぁ…、あのっ…、その………///」
何か言おうとしているが、余程言いづらい事なのか、言葉に詰まってモジモジする春菜。
「ぇっ…と………ね…………ごにょごにょ…///」
「ん?」
ふと、春菜がリトに耳打ちをして…。
「………………え!?///」
聞いた瞬間、顔が一気に赤くなるリト。
「あっ、でっでも…、梨斗くんが遊びたいんなら…、私は……別に…///」
「や…、オレは……嬉しい…けど…///」
お互い顔を赤くして、気まずそうにその場に立ち尽くしてしまう…。
そして――。
「……………行く?///」
「え!?///」
「いや、だから………その……///」
「ぃぃ………の…?///」
「……………ぅん…///」
「…………じゃあ………行く…///」
――――――
とあるラブホテルの一室――。
「~♪」
春菜は背を向けてリトの胸に寄りかかり、頭を優しくなでなでしてもらって、とても夢見心地そうな気分になっている。
リトは、そんな甘えモード全開な春菜にちょっと尋ねてみた。
「春菜ちゃん、どうしてここに来たいって言ったの?」
「ん?」
「いや、だって……、まさか春菜ちゃんの方から誘ってくれるなんて思わなかったから…///」
すると春菜は、ちょっと拗ねた様な感じで…。
「だって……、ここ最近、こうやって梨斗くんにくっつける機会が無かった…から……///」
――――――
二人が付き合い始めて最初にしたこと――。それはララへのお詫びだった…。
なんだかんだで、ララはずっと『リトの事が好き』だと言い続けてきてくれた。行動そのものは突拍子なものだったが、その想いは紛れもなく本気のものだという事は充分理解していた。
だからこそ、キチンとケジメを付けなきゃいけないと二人は思った。
きっとララには大泣きされる事になるかもしれない…。
もしかしたら嫌われてしまう事になるかもしれない…。
もう二度と友達には戻れない事になるかもしれない…。
ヘタをすれば地球そのものが消滅する事になるかもしれない…。
だがそれでも、これだけは自分の口から伝えなきゃならないと思い、二人は意を決してララにその事を告げた――。
――が。
『ダイジョブだよリト♪地球で結婚出来なくても、デビルークでだったら結婚出来るでしょ?春菜が地球でのお嫁さん、私はデビルークでのお嫁さん。これなら問題無いよ♪』
お馴染みの天然パワー全開で、笑顔でとんでもない事を言ってのけるララに、ただ唖然とするしか無かった…。
一応、何度か説得を試みたが、『コイツ本当はワザとやってんじゃねーか?』と思ってしまう位、ことごとく笑って流されてしまった…。
ちなみに、同様の事をルンにも伝えたが…。
『ふっふっふっ…、甘いよリトくん…。今の春菜ちゃんはあくまで暫定。ホントの戦いはここから始まるんだよ!!』
――と、天高く『略奪愛』というタイトルの本を掲げられて、そんなバカみたいな事を宣言されてしまった…。
その後は最初に説明した通り、春菜と付き合ってる事などお構いなしに、普段通りにリトに付き纏いまくり。
まぁ、ぶっちゃけて言ってしまえば、周りの状況は前と比べてもあんまり変わっていないという事である。
――――――
「まぁ、学校じゃいつもララ達が絡んでくるから…。その度に『止めろ』とは言ってるんだけど…(汗)」
「………私だって…///」
「ん?」
ふと春菜がぱっと振り向いて、ぽすっとリトの胸に顔を埋めて…。
「私だってたまには…、こうやって梨斗くんに……ずっと甘えていたいんだよ…?///」
頬をほんのり赤く染めて、目を潤ませながらそう告げた。
「春菜ちゃん…///」
そんな風に想っててくれた事が嬉しくて、リトもまた春菜の事を強く、優しく抱き締めた。
「今日は誰にも邪魔されないからさ……、思いっ切り甘えていいよ…。オレも出来るだけ、春菜ちゃんに応えるからさ…///」
「…………うんっ♪///」
そして二人は見つめ合い、ゆっくりと唇を重ねた…。
「ん……///」
瞬間、周りの時間がスローモーションになったかのような感覚にみまわれる。
一秒が十秒位に感じられる中、お互いへの想いが唇を通して広がっていく。
やがて唇を離すと、お互いに顔が上気し、目がとろんとしているのが見て取れた。
「春菜ちゃん…///」
「梨斗くん…///」
リトはもう一度春菜にキスをした。今度はただ触れるだけでなく、自分の舌をそっと春菜の口内に忍ばせた。
「ん…!///」
一瞬、身体がピクッとなったが、直ぐにそれを受け入れ、自分の舌をリトの舌と絡ませる。
「んむ……ん………ふぅ…///」
飽きる事無くお互いの舌を絡ませ合い、隙間から春菜の甘い声が漏れる。
それを暫く続けて再び唇を離すと、二人の舌先に銀色の橋が掛かった。
「はぅ…………梨斗くん…///」
「ぅん…?」
ふと、春菜がリトの手を取って、その手を自分のスカートの中へ入れて、布越しに大事なトコロに触れさせた。
「キスだけで……、こんなになっちゃったよぉ…///」
春菜のソコはもう、下着の上からでも音が聞こえる位に濡れていた。
その事実と卑猥な効果音が、リトの性的欲求に火を点ける。
「大丈夫、いっぱいしてあげるから…」
「ぅん…///」
そう言って春菜の上着を脱がせ、続けてブラを上にズラして、形の整った胸の膨らみを露わにする。
「まずこっちね」
両手でそっと春菜の胸に触れ、掌全体で揉みしだいたり、指を使って胸の突起物を摘んだり引っ張ったりしてみる。
「あっ…、はん………はっ……///」
「気持ちいい?」
「ぅ……ぅん…///」
「乳首ピンピンになってるもん♪」
少し意地悪そうに言って、春菜の乳首を指で弾いた。
「ひゃん!///」
春菜が可愛らしい嬌声を上げる。
「可愛いよ、春菜ちゃん…///」
そう言ってリトは、片手を春菜の身体に這わす様にゆっくりと下の方へ持っていき、下着の中に手を入れて直接春菜の秘部に触れた。
「ふぁあ…!はっ……はぁん……!///」
秘裂からグチュグチュ厭らしい音が聞こえ、愛液が止め処なく溢れ出て下着とリトの指を濡らしていく。
その事が興奮剤となり、二人の欲求に更に拍車を掛ける。
「春菜ちゃん、おしりこっち向けて」
「はぁ……はぁ……………ぇ?///」
スカートと下着を脱がせてベッドに寝転がり、自分の顔の前に春菜の秘部を持ってこさせる。
「ぅわ……丸見え…///」
「やっ!は……恥ずかしいよぉ…///」
「恥ずかしいのはこれからだって♪」
そう言って、春菜の秘裂にそっと舌を這わせた。
「ひゃあぁっ!あっ……はぁあんっ!///」
舌を動かす度、春菜が快楽の喘ぎ声を上げる。
その声がリトを更に興奮させ、もっと声を出させようと激しく秘裂を攻め立てる。
「ふぁあぁ……!、はっ…!やぁあ……!………あ///」
そして春菜は、快楽の波にに溺れている中で、自分の顔の横にあるリトのズボンの膨らみに気が付いた。
「はぁ……はぁ……///」
リトに秘裂を攻められながらも、もぞもぞとズボンを開くと、それまで抑えつけられていたリトの欲望そのものが顔を出した。
「はっ……はぅ……!ぁは………梨斗くぅん…///」
まるで湯当たりしているかの様にぽーっとリトの肉棒の見つめる春菜。そして…。
「はむ……、むぅ…///」
おもむろに、リトの肉棒を口に含んだ。
「んぐっ……、ん………んふぅ……///」
「ふむぅ……んっ…………ちゅ……///」
室内にお互いの秘部を舐め合う音が響く。最早お互い、まともに思考回路が働いてなかった。あるのはただ一つ――、気持ち良くなりたい、気持ち良くさせたいという事だけである。
「んっ…………ぷはぁっ!梨斗くぅん、わた…し、もぉ……///」
「ああ…、オレももう…我慢できそうにないや……///」
互いの秘部から口を離して、そして……。
「おいで、春菜ちゃん。二人で気持ち良くなろう…///」
「………ぅん…///」
――――――
「ホントに上でいいの?」
「ぅ、ぅん…、今日は…何となくそうしたくて…///」
「でも騎乗位なんか初めてじゃ…」
「だ、大丈夫!大丈夫だからっ…!…………多分///」
リトの上に跨り、首に腕を回してピッタリと密着する春菜。吐息が掛かる位お互いの顔が至近距離にあって、今更ながら少し小恥ずかしい気分になる。
「そ……それじゃ………行くね……///」
そう言って、春菜はリトの肉棒を手に取って、恐る恐る自分の秘裂に当てがい、ゆっくりと膣内へ――。
「ぅ…くぅっ……!///」
瞬間、春菜の表情が歪む。別にこれが初めてという訳では無いのだが、そんなに経験を重ねてるという訳でも無いので、まだ若干痛みが残っているのであろう。
しかしそれでも春菜は臆せず、苦痛に耐えながらずぶずぶとリトの肉棒を挿入していく。
「く……はぁっ……!は…………入ったよぉ……///」
その言葉と共に、春菜の目尻から涙が滲み出る。
「だ、大丈夫?やっぱりまだ痛いんじゃ――」
「んーん、違うの…///」
心配するリトに対して春菜は首を振り…。
「こんなに近くで……梨斗くんを感じられる事が……、すごく…嬉しくて……///」
本当に心から幸せそうな笑顔でそう言った。
「……………オレもだよ…///」
リトもまた心からの笑顔で返し、春菜を引き寄せ抱き締めた。
「私…、今、ホントに幸せ…。梨斗くんのせいだよ…?私もう、梨斗くん無しじや生きていけない身体になっちゃってる…///」
「春菜ちゃん…///」
「だから…///」
春菜は真っ直ぐリトの目を見て…。
「責任取って、いっぱい愛してね…///」
一筋の涙が頬を流れ落ちながらも、溢れんばかりの『好き』の気持ちをリトへと伝えた。
「……任しといてよ///」
春菜を抱き締める力が更に強くなる。
「それじゃ……動くね…///」
「うん……///」
そして、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「あっ……はぁっ!やぁ…あんっ!あっ…!お……奥っ…!奥に当たっ…!あっ…!当たってるっ…!はぁあん…!///」
リトが動く度に、春菜が甘い声を上げ続ける。
同時に、二人が繋がった所からじゅぷじゅぷ卑猥な音が響き、白くて濃くなった愛液がとめどなく溢れ出てくる。
それらの要素が、段々と腰を動かすスピードを上げていく。
「くっ…!凄い締め付け…!///」
「はぁっ…!だ…だってっ…!奥に当たって…!やぁあっ…!///」
何時の間にか春菜も腰を動かし始め、一心不乱に腰を振り続ける。
「はぁ…!あぁ…!あっ…!り、梨斗くん…!梨斗くぅんっ!///」
「春菜ちゃん…、好きだよ…。好きだ、春菜ちゃんっ!///」
「わっ、私もっ…!好き…、大好きっ!///」
ディープキスを交わしながら一層激しく腰をぶつけ合う。その度二人は、お互いへの純粋な想いが、身体中いっぱいに広がっていくのを感じていた。
そして――。
「はっ!はぁあっ!あっ!い…いく!だめっ!いっちゃうっ!!///」
「お…オレももう……、限っ!///」
「あぁっ!あっ!はっ!はぁあっ!はあぁぁあぁーーーーーー!!///」
「くっ!出っ…!!///」
ほぼ同時に二人は絶頂に達した――。
「はぁ…はぁ…はぁ…///」
「はー…はー……、あ…、お腹……、熱いの……いっぱい…///」
リトに寄りかかってぐったりしている春菜がぼつりと呟く。
接合部からリトが放った精液が溢れ出る中、お互いに暫く呼吸を整え、そして…。
「梨斗くん……、大好き…///」
「オレも好きだよ…、春菜ちゃん…///」
二人は微笑み合い、口付けを交わした――。
――――――
陽も落ち、辺りもすっかり暗くなってる中を、二人寄り添って家路につく。
「えへへ♪」
その間春菜は、リトの腕にぎゅっとしがみついて甘えモード継続中。
(元気だなぁ~、春菜ちゃん…)
そんな事を思うリトは、ちょっと腰を痛めてたりする…。
あの後、汗を流す為に二人でお風呂に入ったのだが、若さ故なのか、洗いっこしてる間にすっかり回復し二回戦目突入。
更に、お風呂から上がった後も気分が萎える事無くもう一ラウンド。
計三回もこなして、気が付けばこんな遅い時間になっていた。
「梨斗くん、今日はありがとう…♪」
「満足してくれた?」
「うんっ、とっても♪」
満面の笑顔で春菜が答える。
「でもほとんどホテルの中でヤってただけだけどね…(汗)///」
「まぁ……そうなんだけど…(汗)///」
今日の行動を振り返って、お互い頬を染めて苦笑い。
「今度は、梨斗くんが買ってくれた服着て、ちゃんとデートしようね…♪」
「だな♪」
そう言って、見つめ合う二人…。
そして…。
二人は目を閉じて…。
少しずつ距離が縮まり…。
ついに、お互いの唇が重な――。
「「いーなー…」」
「どうわぁっ!!///(驚)」
「きゃあっ!!///(驚)」
――りかけた瞬間、不意に後ろから声を掛けられて思わず飛び退いてしまった。
「ラ…、ララ?///」
「ル…、ルン…さん?///」
見るとそこには、ララは羨ましそうに、ルンは恨めしそうな目をして立っていた。
「いいなぁ~…、春菜ばっかりリトを独りじめできて…」
「ふっふっふっ…。春菜ちゃん、それは私への挑戦状と受け取っていいのかしら?」
「い、いや、あの、そ、そういう訳じゃ――(汗)」
「て、てゆーかお前ら、何でこんな所に…(汗)」
「あ、うん。今日はリサミオと遊びに行って、その帰り道でたまたまルンちゃんについさっき会ったの」
(私は会いたくなかったけど)
「リト達は何処に遊びに行ってたの~?」
「え゛っ、ま、まぁ、ちょっとそこまでな。な、春……西連寺(汗)」
「え゛っ、あ、う、うん梨斗……結城くん(汗)」
人前だからなのか、それとも今日の出来事を知られたくない為なのか、急に他人行儀になる二人。
「そこまでって何処?」
「べ、別にいいだろ!?どこだって――(汗)」
「春菜ちゃん」
「えっ、な、何!?(汗)」
「内股から白いのが流れ落ちてるけど」
「えぇっ、嘘っ!!?」
「嘘♪」
「「……」」
人それを…、『自爆』と言う…。
「ふーん、そーなんだー。つまり今日は一日中『ご休憩』って事なんだー、へー」
「え、なになに?どーしたの?『ご休憩』ってリト達どっかに遊びに行ってたんじゃないの?」
「まぁ確かに『遊んで』た事には違い無いけどねー」
「い、いや、あの、そーゆー訳じゃ――(大汗)」
「じゃ、どーゆー訳なのかキッチリ説明してもらいましょうか?」
若干こめかみをピクつかせながらリトを責め立てるルン。
「あ…、あの…」
「さあ!」
「え、えーと…(汗)」
「さあ!!」
「……(汗)」
「さあ!!!(怒)」
「……(大汗)」
……………。
…………。
………。
「逃げるが勝ちーーー!!!」
「きゃっ!?(驚)」
いきなり春菜の手を取って走り出した。
「あーー、こら待てーーー!!!」
「あっ、リトーー!」
すかさず追いかけるルンとララ。
「リトくーーん、待ってよーー!!私もぉーーー!!」
「ねーねーリトーー!!『ご休憩』ってなーにー!?なんか楽しい事なのーー!?」
天下の往来でとんでもない事を叫ぶ追撃者二名。
「あいつら~、こんな住宅街でなんつー事叫びやがるんだよー…!///」
「あ…、ぁははは……(汗)」
そして、他人のフリをしながらひたすら逃げる逃亡者二名。
まぁ、何にしても…。
二人が自由になれる日は、まだまだ先になりそうだ――。