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唯とリト 第2話

「そんなの嫌っ!」 唯は突き放つ様にそう言うとリトを睨みつける 「なんで……」 「なんでじゃないわよっ!あなた最近そればかりじゃない!!」 腰に手を当てて怒る仕草、それは唯の本気を表すものでありリトの体はそれに小さくなる 「だってオレは…」 「だってじゃないの!私がそういうこと嫌いだって知ってるんでしょう?なのにどうしてあなたは……」 と、そこで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴る

凶悪バレンタイン

「よーしできた!」 深夜、元気よくキッチンから聞こえたのはララの声 たった今冷蔵庫から取り出した物を誇らしげに見つめる 「リト…おいしいって言ってくれるかな~」 その日は2月13日。そう、バレンタインデーの前日である 地球の文化で、女の子が好きな男の子にチョコをあげる風習があるとリサから聞いたララは、その日のために御門先生から作り方を教えてもらい製作に励んでいた チョコをあげる相手は、

甘えたい

「春菜ちゃーん!」 良く晴れたとある休日、街の広場で待ちぼうけていた春菜に、リトが息を切らせて駆け寄ってきた。 「梨斗くん」 「はぁ、はぁ…、悪りぃ、待たせちまって」 「んーん、大丈夫♪そんなに待ってないし」 待たされた事よりも、リトが来てくれたという事の方が何よりも嬉しくて、心から幸せそうな優しい笑顔で春菜が答える。 二人が晴れて恋人同士になって何回目かのデートの

唯とリト 第1話 後編

家に帰ると唯はすぐにベッドに横になった 唇に残るリトの感触に指を這わせる 唯にとってリトのしたいことは痛いほどわかっていた。わかっているからこそ拒絶も大きくなる 「だってそんなこと…できるわけが……」 だけどそれと同時にリトを求めている自分もいることに唯はとまどってもいた 最初はぎこちなかったキスも今は多少の照れと抵抗だけでできる なによりリトのキスを待っている望んでいる自分がいること

唯とリト 第1話 前編

「それじゃあ……いくよ!!」 「ええ……」 リトのいつにもまして真剣な目に唯は吸い込まれそうになってしまう (あァ…私…私……) 胸においた手から激しい鼓動が伝わってくる ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ、ドキ 両肩に置かれたリトの手に導かれる様に、唯の体はリトに引き寄せられる 「唯…」 「あっ////」 互いの息が掛かる距離まで二人は縮まり、その唇がふれる瞬間―――― 「やっ…」
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